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2007-10-02 Tue 11:52
TDKは1日、数メートル届く微弱電波を3年以上発信し続ける「カード」の開発に成功したことを明らかにした。カードを携行した人が受信機を付けたパソコンから離れると、自動的に動作ロックするシステムへの応用が考えられるという。入退室管理など複数のセキュリティー確保がカード1枚で済む仕組みも可能となり、情報漏洩(ろうえい)対策が一段と手軽になりそうだ。
開発したのはカード型の微弱無線送信機で、厚さ約1・5ミリながら、ポリマーリチウム電池と発信用アンテナを内蔵している。電波は最長約7メートル飛ばせるが、試作品は2〜3メートルに設定した。 微弱電波を使った同水準の性能を持つ送信装置は、これまでたばこ箱大が最小サイズだった。TDKは薄くて小型のアンテナを開発し、発信に用いる消費電力を極小化したことで、電池の交換なしに長期間使用できるようにした。 電車の乗車券などに使われ、読み取り装置にかざす必要があるICカードと違い、開発したカードはみずから電波を発しており、財布などに入れて携帯するだけで機能する。個別のカードを識別することも可能だ。 TDKは大きさ2センチ四方の薄型受信機も開発。受信機を携帯電話に搭載した場合、カードが3メートル以上離れると携帯をロックさせたり、逆に、携帯を忘れて離席するとブザーが鳴るようにするなど、TDKはさまざまな用途を想定している。 受信機を部屋の入り口やパソコンなどの多くの場所に取り付けることで、技術的には「カード1枚でオフィスまわりのセキュリティー管理が可能」(TDK)という。パスワード入力や指紋認証をはじめ、多彩な情報漏洩の防止策が実用化されているが、カードは入力などの手間は不要だ。 ただ、「安定的にたくさんのカードを同時読み取りできる性能の確保や、コスト面の課題も残っている」(同)。 試作品は2日に千葉市美浜区の幕張メッセで開幕するエレクトロニクス総合展「シーテック ジャパン」で公開する。 TDKは、「関心を持つ企業と積極的に実用化を目指す」としており、企業向けのサンプル品を年末にも提供する予定だ。 FujiSankei Business i. 2007/10/2 http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200710020005a.nwc |
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